森田療法学会の歴史(沿革)


森田療法は、1919年に、森田正馬が創始した我が国独自の精神療法(心理療法)である。第2次大戦後、森田療法に対する関心は全国的に広まり、1970年代以降は医療の分野に止まらず、一般のメンタルヘルスや教育の分野にまで広く応用されるようになってきた。こうした機運の高まりを受けて、1983年に日本森田療法学会が設立され、同年東京において第一回学術大会が開催された。

日本森田療法学会は設立以来、森田療法の発展、普及に寄与してきた。
現在の正会員数は約700名で、森田療法の研究発表および討論の場として学術集会を1983年以来年に1回開催している。学会機関誌として日本森田療法学会雑誌を、1990年の第1巻1号以来、年2回発行している。


日本森田療法学会 総会

  大会テーマ 開催期間
会長 所属
第40回 揺らぐ超高齢社会
森田療法の新たな段階へ
2023.12.02~12.03
繁田雅弘 東京慈恵会医科大学
第39回 こころの成長を支える森田療法
ー沖縄において・コロナ禍においてー
2022.12.03~12.04
福治康秀 琉球病院
第38回 森田療法の百年,もう一つの物語 2021.11.20~11.21
黒木俊秀 九州大学
第37回 新時代の森田療法,  来たるべきもの 2019.10.04~10.06
山末英典 浜松医科大学
第36回 やわらかに生きる
―森田療法による回復の歩み―
2018.08.31~09.02
久保田幹子 法政大学
第35回 森田療法と五高 2017.11.10~11.12
藤瀬  昇 熊本大学保健センター
第34回 森田療法 温故知新 2016.11.24~11.26
水野雅文 東邦大学
第33回 人生と精神療法,そして森田療法 2015.10.14~10.16
青木省三 川崎医科大学
第32回 言葉で理解する森田療法 2014.11.07~11.09
中山和彦 東京慈恵医科大学
第31回 日常臨床における森田療法の実践と応用 2013.11.28~11.30
友竹正人 徳島大学
第30回 森田療法と認知行動療法の交流と発展-比較文化の観点から 2012.11.16~11.18
下山晴彦 東京大学
第29回 森田療法のさらなる展開を目指して 2011.10.27~10.29
松本英夫 東海大学
第28回 豊かな森田療法 ~ニューフロンティアを目指して~ 2010.11.25~11.27
芦沢 健 旭山病院 札幌医科大学
第27回 現代社会の変遷と森田療法の役割 2009.10.16~10.18
渡邉直樹 関西国際大学
第26回 現代社会におけるうつと森田療法 2008.10.30~11.01
神庭重信 九州大学
第25回 森田療法 ―源流と発展― 2007.11.30~12.01
鹿島晴雄 慶應義塾大学
第24回 わかりやすい森田療法 2006.10.20~10.21
森 則夫 浜松医科大学
第23回 森田療法の拡がり 2005.11.17~11.19
福居顕二 京都府立医科大学
第22回 森田療法 ―深さと広がりを求めて― 2004.12.09~12.11
丸山 晋 淑徳大学
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